日本で見かけない食べ物にチャレンジ!~乳製品編~

オーストラリアで広く親しまれている料理の中に、ギリシャ料理(Greek food)があります。ギリシャ料理は野菜や魚介類に加え、オリーブ、チーズをふんだんに使ったものが多くみられます。
今回はその中で、ギリシャ料理からオーストラリアの生活に根付いている乳製品を紹介します。
ハルーミ/ハルミ(Halloumi)チーズ
スーパーなどで売られているこちらのチーズ、耳にしたことはありますか?カフェのメニュー等でもグリルしたものがよく添えられています。
もともとはヤギと羊のミルクから作られたチーズで、他のチーズと違ってなかなか融けません。そのため揚げたりグリルして食べるチーズとして定評があるようです。
▲ハルーミチーズのフライのレシピ。おいしそうですね!
調理前のハルーミチーズは真っ白で、見た目ははんぺんのようです。塩分の強い原液につけられており、味も塩気が強くなっています。そのため、調理する際は1㎝~5㎜程度のスライスにすると味が強くなりすぎず、他の食材とよく合います。
乳製品も食べない場合は除き、肉や魚を食べない人にも食べ応えがあるので、ベジタリアンの人にもお薦めしたい食材です。
ハルーミチーズはどう食べるのがおすすめ?
基本は焼く・揚げるだけなので、非常に扱うのが簡単です。フライパンで両面をこんがりと焼けば、そのままおつまみとして食べるのもいいですよ。
オーブンやバーベキューで焼く場合は、表面に少しオリーブオイルをまぶします。調理したハルーミチーズはパンにはさむもよし、サラダのトッピングにするもよし、一緒にグリルした野菜やきのこと食べるのもおいしいです。
一番気になる食べ方は、ハルーミチーズとはちみつのホットサンド。塩気と甘さが病みつきになるはずですよ♪
フェタ(Feta)チーズ

フェタチーズはサラダに欠かせないチーズで、いろいろなところで見かけるはずです。サラダバーで真っ白のキューブを見かけたら、ほとんどの場合フェタチーズです!
先ほど紹介したハルーミチーズとは違い生で火を通さずに使うフェタチーズは、豆腐のおからに似たようなポロポロとした質感です。おからと違うのは、少し水分があるため口にした時にはクリーミーさも併せ持つところでしょうか。
このチーズも塩気が強く、ヤギと羊のミルクを原料としています。鮮やかな白と塩気は、料理に加えた際にはよいアクセントとなりますよ。
フェタチーズはどう食べるのがおすすめ?
なんといってもサラダに加えるのが一番の利用法です。濃い緑の葉物野菜と、真っ赤なトマト、真っ白なフェタで作るサラダは見た目も鮮やかで、パーティー等でもお皿が映えます。伝統的なグリークサラダでは、キューブ状に切ったフェタにオリーブやトマト、キュウリ、紫玉ねぎをたっぷりと盛りつけます。
また、オーブンで焼いたジャガイモやマッシュポテトの上に、ポロポロに砕いたフェタをのせてみるのも、塩だけの味付けよりもすっきりとしているのに濃厚な味わいを楽しめます。
昔ながらのギリシャ料理ではスイカと一緒に食べる習慣もあったそうで、夏の果物ともよく合います。スイカのほかに、メロンや桃、梨等の果物に添えると、食後に清涼感のあるデザートとして楽しめそうです。
グリークヨーグルト(Greek yogurt)…ギリシャのヨーグルト
グリークヨーグルトは非常に人気のあるヨーグルトの種類の一つで、スーパーなどでよく陳列されているのを見かけると思います。
普通のヨーグルトと何が違うかというと、ヨーグルトを作った後に水切りをしています。そのため、通常のヨーグルトに比べクリーミーで濃厚な食感が楽しめます。
ぽてっとしたテクスチャーと過熱ができる特性はその他の料理にも応用しやすく、ディップにしたり、フルーツと一緒にパンにのせるなどの食べ方もおすすめです。
グリークヨーグルトはどう食べるのがおすすめ?
通常のヨーグルト同様、デザートとして食べるのが一番人気です。はちみつやナッツ、ブルーベリーと合わせるのもいいですし、パッションフルーツと食べると独特の酸味が楽しめ、見た目もおしゃれです。
お肉やお魚料理の上に少し添えると、油の強い料理をさわやかにしてくれます。その場合は、もちろん砂糖なしのヨーグルトを選んでくださいね。
ディップとして利用したい場合は、キュウリを細かく刻んでザジキソース(Tzatziki sauce)を作りましょう。ニンニクを刻んで塩、レモン汁を加えたさっぱりとしたこのソースは、ハンバーグのようなひき肉料理や串焼き料理などにピッタリですよ。ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
日本でも少しずつ浸透してきているこれらの食材ですが、オーストラリアで初めて見る方も多いのではないでしょうか。
比較的癖の少ないものばかりですし、見かける機会も多いと思います。食べれるようになるとカフェ等での選択肢も広がってきますので、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。