食材の特徴

食材の特徴

 国内生産品、輸入品合わせ、オーストラリアでは豊富な種類の食材が売られている。スーパーマーケットや市場には、エンダイブやフェンネル、セロリアック、アーティチョークといった野菜から、椎茸やえのきだけ、白菜のような日本やアジアの食材もそろう。

●「Native Foods」(ネイティブ・フーズ)

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レモン・マートルを使った魚用のハーブ調味料

 オーストラリア原産の食材、いわゆるネイティブ・フーズと呼ばれる代表的なものとしては、カンガルーの肉、フィンガー・ライム、レモン・マートル、ブッシュ・トマト、スノーベリー、マカダミアン・ナッツなどが挙げられる。

 レモン・マートルはハーブの一種。爽やかなレモンのような香りは、お茶として飲まれたり、魚をグリルする際の香辛料に入れられたり、石けんなどにも使われている。

 スーパーマーケットには、カンガルーの肉だけでなく、エミューやワニ、ウサギ、ラクダなどの肉も売られ、手軽に食べられる。

●水について

 オーストラリアの水道水は基本的に飲料水として利用できる。水道水には日本と同様細菌や雑菌の繁殖を防ぐための塩素、そしてフッ素が添加されている。ちなみにフッ素が初めて水道水に添加されたのは1953年、タスマニア州のベコンフィールドだった。

●ミネラル・ウォーターとスプリング・ウォーター

 オージーたちの間でも水の安全性に対する意識は高く、浄水器を設置したり、ペットボトル入りの水を常備する家庭も多い。ただし、オーストラリアでは、「ミネラル・ウォーター」というと炭酸水になるので注意。日本でいうところのミネラル・ウォーターは「スプリング・ウォーター」と呼ばれている。

●伝統的なお菓子 

 「Lamington」(ラミントン)はオーストラリア発祥のスイーツ。四角に切ったスポンジ・ケーキにチョコレートをコーティングし、上からココナッツをふりかけたもの。中には、ジャムやクリームなどをはさんであるものもある。スーパーマーケットなどでも販売。7月21日は「National Lamington Day」と称されている。手作りする人も多く、PTAなどのバザーなどで売られる。

 ラミントンと並んでオーストラリアのお菓子として有名なのが「Pavlova」(パブロバ)。メレンゲを焼いたものに、生クリームやフルーツをトッピングしたものである。スーパーマーケットでは土台が売られている。

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「Lamington」(ラミントン)
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「PAVLOVA」(パブロバ)の土台

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●「Dips」(ディップス)

 クラッカーなどに着けて食べる、様々な調味調、香辛料、野菜や魚介類、肉類を混ぜ合わせて作られた、練り物や和え物。オーストラリアの家庭ではとてもポピュラーだ。バーベキュー・パーティーなどの前菜に「ディップスとクラッカーは定番」とオージーは話す。スーパーマーケットには専用コーナーがあり、多くの種類がずらりと並んでいるので、お気に入りを探してみよう。

●ミート・パイ

 これもオーストラリアを象徴する食べ物の1つ。「Dog’s Eye」(ドッグス・アイ)やオージー・パイともいう。スーパーには専用コーナーもある。

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色々な種類のディップスがあるので選ぶのも楽しい
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冷凍コーナーのミートパイ

●小麦粉の種類

 オーストラリアで売られている小麦粉には、「Plain Flour」(プレーン・フラワー)と「Self-raising Flour」(セルフ・レイジング・フラワー)などの種類がある。プレーン・フラワーは中力粉のようなもの。セルフ・レイジング・フラワーはベーキング・パウダーが入った中力粉といえる。

●ケチャップ、マヨネーズ

 ケチャップは普通トマトソースと呼ばれる。右のような形の蓋をマヨネーズでも見かける。反時計周りに回すと蓋が浮き上がり、中身を出せる。

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「Plain Flour」(左)、「Self-raising Flour」(右)
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日本で見かけないタイプの蓋